金融工学を勉強してきました

この2日間カンヅメになって、「ワシ、文系でしかも枕詞に「バカだから」がつくけど大丈夫かな……」と不安になりながら12時間飲んだけど食わず（この季節に「飲まず」はダメです）で必死に学んできました。
成果は、な、な、なんと！！！

2キロ痩せたぜ！！！（それ！？）

脳を使うと痩せるんですねぇ……（笑）。
普段どんだけ「ボーッと生きてんじゃねーよ！」状態なんでしょうか。

学びを通して強烈に理解したことは、

「この世の中のもの全てに法則がある。そしてその法則は可視化すると非常に美しい」

でした。

数学、嫌いじゃなかったけど、基本的なもの以外は実生活に必要ないだろうと思って、単位取得や受験のためにだけ勉強した感じでした。
もっと深くマジメに勉強しておけば良かったな。
Σの公式とか、まさか実生活で使うことになろうとは……。
今なら二次関数の中にも宇宙が見えます（暑さで脳がやられたわけではないので心配しないでください）。

私が今専門にしている心理学やパーソナル分析も、つき詰めると法則があって、実際は非常にシンプルなんだと思います。
よくサイグラム®をお伝えすると、
「人間は全員違う。だから人間を何種類かのパーソナリティーに分類するなんてナンセンス」
とおっしゃる人がいらっしゃいます。特に男性。
それに対しては、
「「方向性がわかる」のがサイグラムです。その人の全てがわかるわけではないので誤解なさいませんように」
とお伝えしているんですが、正確ではなかったな、と思いました。

「法則」は存在する。だから本来はパーソナリティーの分類は可能。
ただし、人間を取り巻く環境において、目には見えない様々な法則があり、その法則同士が複雑に絡み合って干渉しあっているために、分類・当てはめようがないように見えている。

ということではないかと。

たとえば、風邪のウイルスを例に考えてみると。

ウイルスが体内に入るとウイルスを排除しようと身体が防御態勢に入る。
この時、ウイルスが速いスピードで増殖して体全体でウイルスを殺すために熱を出して寝込む人もいれば、ウイルスの増殖スピードが遅くて特定部位での炎症だけで済んでクシャミ鼻水で終わってしまう人もいる。
体内でウイルスが増殖するスピードは、同じウイルスである限り、条件が同じならばどんな人間の体内であっても同一のハズ。
これをウイルス側の法則とする。

ここで人間側に働いている法則（人間側の事情）が関わってくる。
年令、性別、体力、遺伝的な抵抗力（特に腸）、肉体の疲労度（酷使度）などなどなどなど。
これも一つひとつに法則があって、全ての法則が絡み合ってはじき出された結果が、その人の今の体調となる。
これが、ヒト側の条件。

今度は、風邪のウイルスの法則と、ヒト側の条件（法則）が絡みあう。
そして、条件に見合ったスピードでウイルスが体内で増殖していく。
だから、同じ風邪でも症状が違うし、治り方も違う。

自分の体調から「ヤバい、風邪ひくかも……」と思うのも、自分の中にある法則を経験からくるパターン化で何となく理解しているからわかるのであって、体調悪化の法則（笑）が適用されてしまわないように、「今日は早く帰ってたくさん寝よう」という、体調回復の法則（笑）を適用させようとする。

……ということがあらゆる瞬間、いたる所で発生しているんじゃないか、と。
結局、全ては法則同士のぶつかり合いで決まっていくんじゃないかな、って。

学校の勉強レベルなら、法則はシンプルで簡単。
ひとつの問いに、法則はひとつだけ。

数学なら、＝（イコール）で結ばれた左右は同一になるし、
物理なら、孤立系のエネルギーの総量は変化しない、ってことだし、
歴史なら、人間が生命維持にどうしても必要な水が豊富にあるところから文明が始まる、ってことだし、
英語も日本語も、文法は「文の法則」そのまんま。

こう考えると、学校というのは「法則を学ぶ場」なのかもしれない。

そして、さらに目に見えない形而上でも、法則は存在すると言われていて、

善い行いをすれば善い報いがある
悪い行いをすればどこかでいましめがくる、なんて子供の頃からよく言われたよね。

ヒトコトで言うと因果応報なんだけど、これもその人の状況、心がけによって、同じことをしても全く異なる結果になったりする。

シンプルな法則が理解できて、はじめて日常生活で複雑に絡んだ法則が見えてくるのかもね。  

……以上が、金融工学を学んでの気づき。
それくらい、経済の動き方、為替の流れは全て法則通り、しかもシンメトリーですごく美しかったんです。
一瞬アシンメトリー？と思っても、別の所に同じアシンメトリーがあって、ちゃんと対になっているんです。
まるで、見えない手がそこにあって美しい形を作っているみたいで鳥肌が立ちました。
もう神佛の御業としか思えない。すごいことを知ってしまった……！

気になる方は、今度お会いした時にでも♪