読書記録:『人生の勝算』前田裕二著

この本は…手放してはいけないと思いました。
初心にかえりたい時に必要な本です。

ワタシの大きな気づきは…

1 さらけだす、やりきる
2 まず自分が好きになる
3 ゲームのルールを理解する
4 ニーズを見極める
5 やる気は全てを超越する
6 扉は開くまでしつこく叩きつづける
7 人生がノート一冊で終わるわけない

以上7点です。

それぞれ詳しく書いていきます。


1 さらけだす(114ページ)、やりきる

やりきる、とは本に書いてありません。
これはワタシが勝手に加えた言葉です。

さらけだす、でワタシが目指すのは「スナックのママ」(笑)(42ページ)。
ご著書によると、商店街で最後まで残るのは、床屋とスナックで、スナックって、すごく効率的な経営ができているらしいです。

閑話休題。

カリスマである必要も、よく見せる必要もなくて、等身大の共感がコミュニティーを強固なものにしていくのだ、ということがよくわかりました。

今のワタシにできることは…発信を続けることかな。
SNSの発信を続けます。
ブログ、Twitter、Instagram、Facebook、他にもやってるけど、メインはこの4つ。

そして。

やりきる、というのは、ワタシが所属しているあるコミュニティーでよく言われる言葉です。
「いやぁ、やりきってるね」
と承認されるのですが…やってない(笑)ワタシからすると、なんか申し訳ない感が半端ない。

じゃあ、やりきる、ってどういうことなんだろう?
そのヒントが、ご著書の中にありました。

『藤井さんは、「肉」とおでこに書かれた状態のふざけた顔で…(一部抜粋)』

こういうのを書くと、おでこに「肉」と書けばいいんだな、と思う人が一定数いらっしゃるんですよ。驚くことに。
なので、あえて言います。

違うから。

お客様の接待で徹底的にバカをやって盛り上げる先輩が、おでこに「肉」と書かれたまま、前田青年に諭す超重要なシーンなんです。

一件、クールとも思える証券の世界でも、最後にモノをいうのは、人間性なんですね。

あ、もちろん、能力の「爪とぎ」は当然必須要件ですよ!!!
限界まで学んで、限界まで実践していきます。
そうすれば、勝てる確率が上がることは、子供でもわかりますよね。

「もう無理」「もうできない」と感じたら、
「本当に全部やりきった?」
「他にできることは本当にない?」
と自問自答します。

追加して、
洗顔せっけんで歯を磨いてしまう
をバロメーターにします(一度やったことがある人・笑)。


2 まず自分が好きになる

この本を読んでいて、まず思うのが
「宇田川さんにお会いしてみた~い!」
だと思います。(90ページ~)

超優秀、なのに誰からも好かれる、それこそ、受付のお姉さんが
休日出勤してくれと頼まれたら喜んでいつでも出てくる(96ページ)
と言ってしまうくらいの、人たらし。

そんな風になってみたいですもの~。

そんな宇田川さんによると
人を好きになる気質は後天的(97ページ)なのだそうです。

そして、コツは
まず自分が、その人のいいところや、感謝できるポイントを見つけて、自分から本当に好きになってしまう(97ページ一部抜粋)
こと。

他人は自分の合わせ鏡。
嫌われているのに好きでいるのはとても難しいです。
逆に、好かれているのに嫌うのも…よほどのことがなければ難しいです。

…これ、女性はできるんですよね…。
生理的に受け付けない異性の場合。
本能だからしょうがないんですけど、500人知り合った男性のうちの1人くらいの確率なので(ワタシのケース)、清潔で笑顔なら、生理的に受け付けないからと嫌われることは心配しなくて良いと思います。

地球には引力、人には魅力。
自分を磨いて、自分から人を好きになったら、あとはサイグラムを上手に使ってコミュニケーションを円滑に進めれば、人も情報も集まってきます。
そして何より、マイナスの感情が少ないことは、自分自身にもとても良いことです。
人を好きになるって、自分の機嫌を自分で取っているのと一緒なんですよね。


3 ゲームのルールを理解する

これ…ワタシも忘れがち。
そして、女性はこれを理解できている人はとても少ないです。
いや、理解できている人はいます。
でも、理解した上で動ける人は少ないです。
本質がマジメな人が多いからかもしれません。
ずるいと感じたり、正しくはないと思ってしまう人が多いんです。

前職の会社で、毎日大声で営業さんを責める営業アシスタントさんがいました。
確かに、その営業さんは全く仕事ができませんでした。
会社の受発注のルールも、何度かシステムが変わるたびについていけなくなっていたのではないかと思います。
だから、アシスタントさんに頭が上がりません。
それも手伝って、自分の正しさ、営業さんのできなさっぷりをこれでもかと毎日指摘していました。

最終的にどう評価されたかというと。
営業さんは「できないけど人柄は憎めない人」
アシスタントさんは「周囲を不愉快にする人」
アシスタントさんは、局地で勝って、大局で負けた、と言って良いと思います。

正直、こんな事例、珍しくも何ともないです。
きっと、見渡せばどこにでも一人や二人、こういう「昔のクラス委員に選ばれたマジメ女子」的ポジションの人はいると思います。

ルールに従わなければ、ゲーム自体が成立しない。
大枠は資本主義社会で、そして、主に日本という国で、あとは、所属している会社やコミュニティーで適用されているルールを熟知すること、また、大衆の心理を理解すること、
そして、それらに関する「好き嫌い」は完全に脇に置いて、そのルールの中でどうやれば勝てるのかを探ること
まだまだできていないので、良い機会だし見直します!


4 ニーズを見極める(116ページ)

やりたいこと、できることは誰にでもあります。
見つかっていないので探している最中、という人もいると思います。

脱線するけど、南の島や海外に自分は落ちてないからね。
自分探しの旅をするくらいなら、前田さんがなさったように、自宅にこもって自己分析のノートを数十冊書き綴った方が、よっぽど生産的。

話を戻して。

自分の思いだけでは、ものは売れません。
これ提供できるよ!と言っても「要らないです」と言われたらおしまいですから。
やりたいこと
できること
需要
この3つが重なったところが、売れるポイントです。

そして、もうひとつ。
たとえば、「英語ができるようになりたい」と思う人が10人いたとして、心の奥で望んでいることと表面的に出ることは違う可能性が高いのだと理解しておく必要があります。

転職とか、駐在とか、字幕なしで映画を観たいとか、色々言いますけど、心の奥にあるニーズは
すごいと言われたい
モテたい
という承認欲求

もしくは
喋れる自分がすごい
モテる自分が素敵
と思う自己承認の欲求

が、少なくとも1ミリは入ってます。

「そんな気持ちは全くない」と言う方がいらっしゃいますが、人間、承認欲求から逃げることは難しいです。

でも、その承認欲求を全面的に出せる人は少ないです。
だから、承認欲求は「匂わせる」ことが大事だと思います。


5 やる気は全てを超越する

「ビジネスの専門知識や、会計処理能力、語学力、どれもビジネスパーソンの武器にはなると思いますが、「やる気」は全てを超越し得ます。」(ご著書より抜粋)

これから業務拡大する際、応募者のスペックにばかり目をやってしまいそうですが、基本はまず「やる気」を見ることが大事なんですね。

とはいえ。
やる気に頼らない、努力を維持・継続できる方法は追求したいと思います。
「今日やる気ないからな…」では仕事になりません。
仕組化、細分化し、淡々とこなしていく、
感情をできるだけフラットにして仕事に臨むなど、モチベーションを排除した業務遂行方法…どうにかできないものかな。


6 扉は開くまでしつこく叩きつづける

これ、単に叩いているだけではダメ。
ただの迷惑な人になってしまうことを肝に銘じます。

SHOWROOM社長として、どうしても秋元康氏とビジネスがしたかった前田さんは、秋元氏がアメリカに行くという情報を入手し、アポがない状態でアメリカまで行きました。
そして、飛行機の中で彼の著作を読み込み、価値観をインプットさせた状態で、SHOWROOMのプレゼンをします。(204ページ)

少し開いた扉をこじ開けられるかどうかは、叩きながら泥臭いことをどれだけ愚直にし続けられるか、だと思いました。

この話、『死ぬこと以外かすり傷』で、著者の箕輪厚介さんが堀江貴文さんの本を手掛けるようになった時も同じように著作を読み込んだ話があったような。
今人に貸していて手元にないから正確には書けないけど。
前田さんと箕輪さんの辞書には「このくらいでいいか」という言葉は載っていないようです。
ワタシの辞書にはバッチリ書かれているので、黒く塗りつぶしておかねば…!!!


7 人生がノート一冊で終わるわけない

前述した通り、前田さんは就活の際、自己分析ノートを30冊以上書いたそうです。(147ページ)
「自分という人生のストーリーが、ノート一冊に収まるわけがない」(著書より抜粋)
がしびれました!

スティーブ・ジョブズのように、あそこまで波乱万丈な人生を送る人は少ないと思います。
ですが、どんなに平々凡々であっても、その時その時で上がり下がりの波があったはずです。
その波を正確にキャッチして、どう捉え、どう乗りこなしていくかは、実は感受性やどれだけ毎日真剣に生きているかにかかっていて、ヒトって、案外鈍感なんです。
そうしないと情報過多で生きるのが大変になるんでしょうね。

この自己分析用に『メモの魔力』では「自分を知るための【自己分析1000問】」が特別付録でついています。
こちらの本もすごかったので、近いうちに感想をアップします!
(≧▽≦)

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